My Cinema Talk World

作品インデックス

2017/11/12

今こそ「必殺シリーズ」に回帰する!


私が「必殺シリーズ」と初めて出会ったのは小学校低学年の頃だ。
母親がクラスの秀才の女の子が書道を習っていることを知り、私もその子と同じ塾に通わせることを決めた、その時期だ。
水曜と土曜の週二回。気が進まない書道塾に通うことになったその頃、土曜の午後1時〜2時までの時間帯に「必殺シリーズ」の再放送が放映されていた。
ちょうどお昼ご飯を食べ終えて塾の時間までダラダラと待っている時間だった。
一番初めに見たのはおそらく『助け人走る』だと記憶している。

2017/11/01

本陣殺人事件 ― ジーンズ姿の金田一耕助に惚れる

映像京都スタッフによる極上の映像美に酔しれる


中尾彬と金田一耕助とは、イメージ的にちょっと違うのではないかとしばらく見るのを避けていた映画です。
しかしながら、一度見て見ると意外にも金田一の服装がずれてるわりには違和感なく入り込める ―― それどころか“中尾金田一”魅力的でさえありました。

制作は、先日アップした『蔵の中』の高林陽一監督と横溝正史シリーズで知られる映像京都のスタッフです。

ストーリー
山間の集落、広い敷地のある一柳家は江戸時代から続く旧家である。事件は長男の賢蔵と久保克子の婚礼の日、恙なく終わった式後の未明に起きた。離れに休んだ若夫婦の部屋から、克子の悲鳴があがったのだ。駈け付けた家族が見たものは、日本刀で斬りつけられた克子と側に倒れる血まみれの賢蔵の姿であった。やがて、この「本陣殺人事件」を担当した磯川警部により依頼を受けた私立探偵・金田一耕助がやって来る。複雑怪奇な人間模様に絡められたこの事件を、果たして金田一は解決することができるのか。
allcinema ONLINE より)

キャスト
        金田一耕助 - 中尾彬
        一柳賢蔵 - 田村高廣
        一柳三郎 - 新田章
        一柳鈴子 - 高沢順子
        一柳糸子 - 東竜子
        一柳良介 - 伴勇太郎
        一柳秋子 - 山本織江
        久保克子 - 水原ゆう紀
        久保銀造 - 加賀邦男
        田谷照三 - 石山雄大
        三本指の男 - 常田富士男
        磯川警部 - 東野孝彦
        白木静子 - 村松英子

スタッフ
監督:   高林陽一
脚本:   高林陽一
原作:   横溝正史
製作:   高林輝雄 西岡善信
撮影:   森田富士郎
美術:   西岡善信
音楽:   大林宣彦

2017/10/29

蔵の中 ― 金田一が出ない横溝作品

けれん味に固執するがあまり原作の世界を壊してないか?!


リアルタイムで劇場で鑑賞した映画です。
その頃、まだ私の中では横溝・角川映画ブームは消えていなかったし、横溝作品については“金田一もの”でない本作が新鮮だったのでしょう。
当時ニューハーフとして話題になっていた松原留美子が、主人公 笛二の姉役で出演するということもあって、好奇心と期待で公開が待ち遠しかったことを記憶しています。
映画を見ている最中も、逆光でヒゲの剃り跡が青く見えないかとかチェックしたり。
そんな映画を取り巻く瑣末なことは覚えているのに、映画のラストを忘れてしまっていたという信じられない状況です。
久々に映画『蔵の中』をみて、当時の自分の反応を思い出しながら初見のような新鮮な気持ちになったりもしました。

蔵の中

監督: 高林陽一 / 製作年:1981年

ストーリー
評論雑誌「象徴」の編集者 磯貝(中尾彬)のもとへ蕗谷笛二(山中康仁)という青年が原稿を持ち込む。
普段は持ち込みの原稿は読まない主義の磯貝だが、原稿を読まないうちは転地療養に出発できないという。
磯貝は独特の風貌をした青年に憑かれるように原稿に目を通し始める。
そこには、胸の病(結核)を患う姉小雪(松原留美子)と弟笛二の信じがたい真っ暗な蔵の中での暮らしぶり ―― そして磯貝自身まで登場するのだった。

キャスト
蕗谷笛二     / 山中康仁
小雪     / 松原留美子
磯貝三四郎     / 中尾彬
お瀞     / 吉行和子
真野玉枝     / 亜湖
おみね     / 小林加奈枝

スタッフ
監督     高林陽一
製作     角川春樹
プロデューサー     山田順彦 、 稲葉清治
原作     横溝正史
脚本     桂千穂
撮影     高林陽一  津田宗之
音楽     桃山晴衣
美術     井川徳道

小雪役にニューハーフの火付け役 松原留美子

2017/10/04

怒り ― 豪華俳優陣の演技がすごい…


ある事件の手配写真で崩れていく信頼関係
人を信じることの難しさ


全くつながりのない人たちと3つの場所 ――  東京 沖縄 千葉。
その中の誰か1人が殺人事件の犯人かもしれない。
それぞれのストーリーが展開される群像劇。
再び、WOWOWシネマ『妻夫木聡が観たい!』特集で鑑賞しました。

怒り

監督: 李相日 / 製作年:2016年

ストーリー
八王子郊外で若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人は逃走した。1年後、房総、東京、沖縄に身元不明の3人の男がそれぞれ現れ、訝られながらも次第に周囲に受け入れられ、それなりの人間関係が作られていく。ある日、警察が八王子事件の犯人の整形手術後のモンタージュ写真をテレビ番組で公表したのをきっかけに、それぞれの人間関係に揺らぎが生まれはじめる。
wikipedia

キャスト
    千葉
        槙洋平 - 渡辺謙
        槙愛子 - 宮崎あおい
        田代哲也 - 松山ケンイチ
        明日香 - 池脇千鶴
    東京
        藤田優馬 - 妻夫木聡
        大西直人 - 綾野剛
        藤田貴子 - 原日出子
        薫 - 高畑充希
    沖縄
        田中信吾 - 森山未來
        小宮山泉 - 広瀬すず
        知念辰哉 - 佐久本宝
    その他
        南條邦久 - ピエール瀧
        北見壮介 - 三浦貴大
        早川 - 水澤紳吾

スタッフ・作品情報
監督:    李相日
脚本:    李相日
原作:    吉田修一
製作:    市川南
音楽:    坂本龍一
撮影:    笠松則通
製作会社:    東宝映画
公開:    2016年9月17日

東京 ― 妻夫木聡の演技力に注目!


2017/09/30

悪人 ― 美と醜のコントラスト


いきなり満島ひかりが殺されてしまう驚き
そして、田舎の“後継問題”は切実だ


スカイライン GT-R33、ナンバー33を乗り回す無口で暗い祐一(妻夫木聡)。
小学校時代から国道沿いを行ったり来たりしながら人生の大半を過ごしてきた地味な女 光代(深津絵里)。
この2人を中心に、それぞれの運命は動き始めます。
以前見て、陰鬱に物語は展開していきつつ、胸を打つシーンやらセリフがあるのを記憶していました。
親元を離れ、都会を謳歌する佳乃(満島ひかり)がとんでもないビッチの性悪で、殺されて遺体が見つかるという強烈な映画です。
もう一度見たいと思いつつ数年がたってしまいました。
先週、WOWOWシネマで『妻夫木聡が観たい!』という特集で久しぶりに観ることができました。

腹黒い、親不孝、そしてウザい女 佳乃

悪人

監督: 李相日 / 製作年:2010年

ストーリー
保険外交員 石橋佳乃(満島ひかり)が殺される事件が起きる。
解体業をしながら祖父母と暮らす 清水祐一(妻夫木聡)が犯人だった。祐一は別の女性 馬込光代(深津絵里)を連れ、逃避行をするのだった…
当初、容疑者は裕福な大学生の増尾圭吾(岡田将生)だった。増尾の供述と新たな証言者も現れ、容疑の焦点は祐一に絞られる。

キャスト
清水祐一 - 妻夫木聡
馬込光代 - 深津絵里
増尾圭吾 - 岡田将生
石橋佳乃 - 満島ひかり
佐野刑事 - 塩見三省
久保刑事 - 池内万作
矢島憲夫 - 光石研
清水依子 - 余貴美子
清水勝治 - 井川比佐志
堤下 - 松尾スズキ
馬込珠代 - 山田キヌヲ

スタッフ・作品情報
監督: 李相日
脚本: 吉田修一 李相日
原作: 吉田修一
製作: 島谷能成 服部洋
町田智子 北川直樹 宮路敬久
堀義貴 畠中達郎 喜多埜裕明
大宮敏靖 宇留間和基
撮影: 笠松則通
音楽: 久石譲
主題歌: 福原美穂「Your Story」
編集: 今井剛
製作会社: 東宝映像制作部
配給: 東宝
公開: 2010年9月11日