My Cinema Talk World: 7月 2013

2013/07/28

ブロークバック・マウンテン

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ヒース・レジャーが素晴らしい俳優だと言わしめ、演技力で高い評価を得ている映画が「ブロークバック・マウンテン」です。
私にとっても大好きな作品の一つでDVDで何度も繰り返し繰り返し観ております。
二人の男達の数奇な出会いと生き様を観るものの心を抉り取るように切なく描いています。
内容はヒース・レジャー演じるイニス・デル・マーとジェイク・ジレンホールが演じるジャック・ツィストとのラブストーリー、イコール安直な表現にすればゲイのお話です。


あらすじ
1963年夏、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで牧場労働者のイニス(ヒース・レジャー)とロデオ乗りのジャック(ジェイク・ジレンホール)が出会う。羊の野営をしながら二人の若い男たちはある日危険な一線を越えてしまう。
短期間の仕事も終わり募る想いを振り払いながら別れた二人。
間もなくイニスは婚約者のアルマ(ミシェル・ウィリアムズ)と結婚、二女を儲ける。ジャックもラリーン(アン・ハサウェイ)と結婚し、一男を儲け義父が経営する会社を手伝っていた。
そして4年がたちジャックがイニスを訪ね、再会を果たすが、アルマは自宅の物陰で二人が熱い抱擁をしている姿を目撃してしまう。
ブロークバックでの日々がよみがえったかのように年に数回の逢瀬を重ねるイニスとジャック。
二人の運命は思わぬ方向に傾いて行くのだった。


キャスト
イニス・デル・マー(Ennis Del Mar):ヒース・レジャー
ジャック・ツイスト(Jack Twist):ジェイク・ジレンホール
ラリーン・ニューサム(Lureen Newsome):アン・ハサウェイ
アルマ・ビアーズ(Alma Beers):ミシェル・ウィリアムズ
ジョー・アギーレ(Joe Aguirre):ランディ・クエイド
キャシー(Cassie):リンダ・カーデリーニ
ラショーン・マローン(LaShawn Malone):アンナ・ファリス
アルマ・ジュニア(Alma Jr.):ケイト・マーラ

スタッフ・映画情報
監督     アン・リー
脚本     ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ
原作     E・アニー・プルー
製作     ダイアナ・オサナ、ジェームズ・シェイマス
音楽     グスターボ・サンタオラヤ
撮影     ロドリゴ・プリエト
編集     ジェラルディン・ペローニ、ディラン・ティチェナー
配給     フォーカス・フィーチャーズ(アメリカ)、ワイズポリシー(日本)
公開     2005年9月2日(イタリア) 2005年12月9日(アメリカ) 2006年3月4日(日本)
製作費     $14,000,000
興行収入     $178,062,759


Brokeback Mountain 1.JPG

多分、男の人が観ると寒気が出てしまう可能性もあるかもしれません。
現に私がこの映画を観ていて二人のラブシーンに入ると、主人の口から「う…穢らわしい。」というひと言がありました。
少しショックでしたが、こういう意見も或る意味仕方のないことなのでしょう。
映画の中でもイニスの父親がゲイを毛嫌いするあまりある残酷な行動に出て、自分の息子にトラウマを与えてしまいます。
今の時代でもゲイであることは相当なハンデを抱えなければならないのに、その時代…1960年代の田舎町であれば余計に生きづらさを覚悟しなければなりません。
尤も原作本を読んでみるとジャックは根っからのゲイ、イニスの方はそうでもないような描かれ方をしています。
二人の男性同士の恋に感情移入しつつも、イニスの妻アルマの立場に立ってしまう自分もいます。
もし、自分の夫が男友達と熱い抱擁やキスをしている場面を目の当たりにしたらどうだろうか…二人の子供を貧困の中育てている最中にそんな出来事があったとしたら自分は精神的に耐えられるだろうか。
ジャックはいつも堅物で寡黙なイニスをおどけて笑わせるピエロでした。そんな陽気なジャックがイニスに冷たく突き放され車の中で声を上げて泣いてしまいます。
はるばる何十時間も車で遠出しながら逢瀬を重ねるジャックの一方通行に見える関係はある時、ついに逆転しイニスが感情を爆発させてしまいます。
どんなに愛し合っても一緒になれない辛い現実、二人の一途さに観るたびジーンとくる場面です。
誰にでも人生の中で「あの時に戻りたい」と思わせる場所や時間があります。それが、彼らにとっての理想郷であるブロークバックマウンテンです。
短く限られた期間、ともに辛苦と快楽を分かち合った人生において二度とない美しい思い出の地であり、現実社会と隔離された特別な場所がブロークバックマウンテンなのです。
イニスとジャックの生き様の大きな違いを見事に演じ切っているのが2人の俳優です。
ヒース・レジャーは口ごもるような話し方、振る舞い方でイニスという不器用な男の半生を演じきり、ジェイク・ジレンホールはくるくる動く目や表情で迫真の演技を見せてくれます。
二人の人生を大きく分けたその生き方...
イニスは、その当時の生きづらい社会と無理矢理に折り合いをつけて自分自身を追いつめながら生活していきます。
ジャックは、現実社会に縛られることに必死に抵抗し自分の気持ちに素直であるため藻掻き苦しんでいました。
幸せを求めながら苦しい人生を送っているのは変わりはないのです。
ラストでは思わぬ悲劇が二人を待ち受けていました。
そして静かに報われるようなシーンで幕を閉じます。
トレーラーの中のクローゼットのドア。
そこには二人の思い出が染み込んだシャツが掛けられ、寄り添うようにブロークバックマウンテンの写真が飾られていました。
イニスがクローゼットのドアを閉じた影から、実際の窓の外の景色が現れる…あまりに素晴らしくて涙がどっと溢れてしまいます。
このラストこそ原作とは少し違う、アン・リーの描きたかったものなのだと感じました。
ダニエル・デイ・ルイスがSAGの賞を受賞したときも、スピーチでこのシーンの素晴らしさとヒースの演技を讃えています。
劇中静流れるギターの静かな音楽とブロークバックマウンテンの美しい風景もまた涙を誘います。
余談になりますが、最後の方に出てくる19歳になったイニスの長女のアルマ=ジュニア役はルーニー・マーラの姉が演じています。
(目がルーニーそっくりです!)

Brokeback Mountain - Final scene



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#LGBT


2013/07/08

(500)days of Summer 「(500)日のサマー」


(500)days of summerをまたもや観てしまいました。
映画のイントロでも語っているように、Boy meets girl Story...
ありふれた...
いやいやところがありふれてはいないのです。
どちらかといえば夢見がちな音楽好きな男の子トムが、現実的な一風変わった女の子サマーと出会う。
ただこの二人を出会ってから時系列で追っていくのであれば、ありふれたラブストーリーになる。
ところが、二人の奇妙な恋をまったく予想もしないランダムな時間の流れで追いつつお話は進んで行きます。
そもそもタイトルの「(500)days of summer」の意味は?
このストーリー展開とタイトルの謎はラストに来てようやく「ああー!」と納得いくという心憎いばかりの筋書き。
サマーという女の子は、絶対同性から嫌われるタイプ。
“愛は絵空事よ”
“恋人になるってことは誰かの所有物になること”
“恋をして傷つくのがいやなの”
なんてことを言いながら友達としてトムと付き合うことになったものの、会社のコピー室で積極的にキスしてきたり家に泊まったり。
言っていることも嘘なのか、本当ななのかさっぱり分からない謎の女の子。
トムくん、弄ばれているとしか思えないのに、キュートなサマーにすっかり夢中。
まぁ、やっていることは酷くても演じているズーイーちゃんのクルクルよく動く大きな瞳とあの表情、カラオケで歌う「Suger Town」のあのキュートな歌声で観ている私たちまですっかり彼女の虜になってしまうでしょう^^
首筋のあのアザもゴキブリではなく、♡の形に見えてくるしね~♪
でも、よくよく考えると若い女の子はサマーみたいに、自分に好意を抱いている男の子の反応を観て楽しんだりする部分ってありますよね。
もう一つ、私がこの映画が好きなのはところどころに出てくるイラストが使われたアートな部分、ミュージカル風に道行く人たちとダンスしたり、「理想」と「現実」が同じ画面で描かれたりするのも面白い。
そして何よりも音楽がまるで私好みの音ばかりなのです。
もちろん、サントラも手に入れました…お安く手に入り、ラッキー!
ここのところ、偶然なのか意識的に選んでるのを自分で気付かないのかジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演作ばかり観ております。
彼は演技が巧いだけではなくて人を惹きつける、好感が持てる俳優さんですね。
あの笑顔がいいのかな。

さて、みなさまは人生や人との出会いを「これは運命なんだ」と考える派ですか?
いかがでしょうか??
クロエ・グレース・モレッツちゃんも可愛らしくていい味出してました。

ストーリー
グリーティングカード会社で働くトムは、秘書として入社してきたかわいい女の子サマーに一目惚れしてしまう。彼は密かに建築家になること、そして運命の女性と巡り会うことを夢見て毎日を過ごしていた。
一方サマーは真実の愛なんてないと信じるクールな女の子だった。The Smithなどの好きな音楽をきっかけに意気投合、いいムードになってきた二人。「サマーが運命の女の子だ」と期待は深まりつつも恋愛と友情の間に果てしなく広がるグレーゾーン。
サマーの気まぐれとも奔放とも言える性格に翻弄される日々。
二人の(500)日は沈んだり、弾んだり?!


500日のサマーを観た後はきっとサントラを聴きたくなるでしょう!
特にRegina Spektorの「Us」がこの映画にピッタリきます♪
彼女もとてもキュート、なんとなくKate Bush的な雰囲気を醸し出していますよね。





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2013/07/06

まだまだ平和…哉



週間文○が、最近話題のフィギュアスケート某の出産に関するアンケートをとった記事が話題になっていますが…。
そのアンケートに対する論争…
日本もまだまだ平和なものかと思います。
正しいか、正しくないか。
そんなこと議論すること自体誌面のムダ、時間のムダじゃあるまいか。
まあ、文○という雑誌自体それ系の記事で成り立っているのであれば仕方が無い。
当方、あまり読まないので文○とか…
父親が誰かとか嗅ぎ回り、挙句このアンケート記事。
マスコミもマスコミだし、
そのフィギュアスケートの某に対しても、
「◯◯の選択、偉いと思います」
なんて軽々しく応援してるし、どうなのかな。
この選択、生き方、感心できることでしょうか?
子供の将来が云々などとは、第三者は言えない。
ただ、子供のことを本当に考えるのであれば子育てに専念するという方向を選ぶのではないかとも考えてしまうんです。

とにかく、こういう週刊誌とそれに反応する読者がいる、この構図で成立しているのでしょうね。
おかげで、かえって好感度UPできたスケーターが1番特してる気がします。

内容が内容なので、終始腑抜けた記事でしたー!

さて
明日は息子の矯正歯科だ。
早く寝よう…嵐がおさまりますように。