My Cinema Talk World: CANDY (2006年 ヒースレジャー主演作)

2013/09/30

CANDY (2006年 ヒースレジャー主演作)



なんとも不思議な映画。
若くて美しい二人がドラッグに溺れていき、転落していく悲惨なお話。
(ダンは、キャンディと出会う前からドラッグに浸かっていたらしい)
若い二人が次第に、堕落していく。


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キャンディ(原題: Candy)

監督:ニール・アームフィールド / 製作年:2006年


物語の暗さとかより、ただただダン(ヒース・レジャー)とキャンディ(アビー・コーニッシュ)が美しかった。
そんな彼らの生活が一変、身体はヤクなしではいられず生活もどんどん堕ちて行く。
お金が尽きるとキャンディに売春させたり、果てには他人のカードを盗んだり。
途中薬を断つ努力もするけれど、結局は現実から逃げるためにやめられない。
こうなったのは、一体誰のせいなのか ――
若者に薬を教えたであろうキャスパー(ジェフリー・ラッシュ)のせいなのか?
考えるのだけれど、きっと答えは見つからないでしょう。

あらすじ
詩人志望の青年ダン(ヒース・レジャー)と画家の卵キャンディ(アビー・コーニッシュ)はお互い強く惹かれ愛し合っていた。。ダンは時々キャスパー(ジェフリー・ラッシュ)の家に行きヘロイン、時にはお金を工面してもらっていた。やがてキャンディも危険なドラッグの世界に足を踏み入れてしまう。2人はドラッグを手に入れるためお金になりそうな物を売り払い、売るものも尽きるとキャンディは街で体を売るようになる。


【作品情報】監督      ニール・アームフィールド
脚本      ニール・アームフィールド、ルーク・デイヴィス
原作      ルーク・デイヴィス
製作      マーガレット・フィンク、エミール・シャーマン

出演  ダン:ヒース・レジャー
    キャンディ:アビー・コーニッシュ
    キャスパー:ジェフリー・ラッシュ
    ワイアット氏(キャンディの父):トニー・マーティン
    ワイアット夫人(キャンディの母):ノニ・ハズルハースト
公開      ドイツ 2006年2月15日、オーストラリア 2006年5月25日、日本 2007年9月22日
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本作は、
1.天国、2.地上、3.地獄
と3つの章に別れていてまさにその通りにお話は進んで行きます。
ヒース・レジャーとアビー・コーニッシュの演技力は「すごい」「素晴らしい」とかそんな月並みな表現では言い表せないです。
脇役のジェフリー・ラッシュとキャンディの父親を演じた俳優さんもいいですね。
特にジェフリー・ラッシュが言うセリフ
「(薬を)やめられる時はやめたくない、やめたいと思った時はやめられない」
とても真に迫っていて、納得させられました…まさに本当のことですから。
寡黙で理解力のあるキャンディの父親が最後にダンに言ったセリフが観ている側にもつきささります。
何度もしつこいですが
アビー・コーニッシュが実に美しくすぎて...それだけでもこの映画の見所と言えてしまう。
横顔が特に完璧、非の打ち所がないです。
おそらく、この作品のときが美しさの絶頂期だったと勝手ながら感じました、何度も言ってるけど本当に美しすぎます、アビーちゃん。

一番始めに私が「不思議な映画」と言ったのは、絶望的で悲惨な重い内容なのに作品全体に透明感が漂っているからです。
プールのシーンとキャンディがあまりに美しいからなのでしょうか。
後半のワンシーンで壁いちめんにキャンディが書いた(描いた?)詩が凄く響いて、彼女の心の叫びが聞こえてきました。
その詩を読むキャンディの声も切なくて ―― これ、もう一度聴きたい!
って思ってたらエンドロールでもう一度流れた時はなんだかジーンときました。



男は ―― と言うか人間は、優しいだけではダメなんだなーって実感しました。
そうそう気づけば監督さんも俳優陣もみんなオーストラリア人なんですよね。
キャンディというタイトル、ここでは女の子の名前ですが、薬の(ドラッグ)暗喩です。

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