My Cinema Talk World: 「Kill Your Darlings/キル・ユア・ダーリン」ー ラドクリフ vs デハーン

2014/05/04

「Kill Your Darlings/キル・ユア・ダーリン」ー ラドクリフ vs デハーン


安直な記事タイトルにしてしまった💧
少し前にジャック・ケルアックの「路上」を映画化した「オン・ザ・ロード」を観たのですがこちらの感想を先にupしております。
どちらも退廃的で好みの作品なのですが「Kill Your Darling」は1944年に実際に起きた殺人事件が絡んでいるので若干サスペンスっぽくもなっています。
主役はギンズバーグ役のダニエル・ラドクリフなのだろうけど、やはりどうしても今が旬のデイン・デハーン(ルシアン・カー役)に持っていかれているのは否めません。
ルシアン・カーという人物そのものも魔性の女的キャラで、ギンズバーグとデヴィッド・カマラーを翻弄しておもしろおかしく手のひらで転がしているように見えます。
そんなルシアン役がぴったしはまっていました、デイン君は。。。
おそらく「バロウズの妻(2001)」のルシアン役のノーマン・リーダスを意識したキャスティングをしている気がしました。
デハーンは、リーダスの香りがします、男をも魅了するような妖しさが漂っています。

ストーリー
ユダヤ人で父親が詩人であるアレン・ギンズバーグは望みがかないコロンビア大学での学生生活を開始させる。ほどなく風変わりな学生ルシアン・カーと知り合い、彼を通してウィリアム・バロウズとも交友を持つようになる。
古くさい校風に嫌気がさした彼らは自分たちの想像世界に根ざした新たな文学を作ろうとクスリやハッパでやりたい放題。そんな中、ルシアンがデヴィッドという男と関係している事実を知るアレン。
アレンとルシアンも友情を超えてただならぬ関係へ発展して行く。


こちらのストーリーも参考までに…

1944年、コロンビア大学に合格したアレン・ギンズバーグ。大学の正統な姿勢に不満を覚えたアレンは、ルシアン・カー、ウィリアム・S・バロウズ、ジャック・ケルアックのような聖像破壊の友人に引き寄せられていく。中でもルシアンへの想いが自分の創作活動の原動力になっていくのを強く感じていた。しかし彼らの創造のための欲求と選択は、重大な過ちを招くことになるのだった……。

ガジェット通信より)

キャスト
ダニエル・ラドクリフ(アレン・ギンズバーグ)
デイン・デハーン(ルシアン・カー)
マイケル・C・ホール(デヴィッド・カマラー)
ベン・フォスター(ウィリアム・バロウズ)
ジャック・ヒューストン(ジャック・ケルアック)
ジェニファー・ジェイソン・リー(アレンの母親 ナオミ)
キーラ・セジウィック(ルシアンの母親 アリアン)

スタッフ・作品情報
監督      ジョン・クロキダス
脚本     オースティン・バン、ジョン・クロキダス
撮影     リード・モラーノ
編集     ブライアン・ケイツ
衣装デザイン     クリストファー・ピーターソン
製作国 アメリカ(2013)
原題     Kill Your Darlings
公式サイト     http://www.sonyclassics.com/killyourdarlings/


ルシアン・カーという人物をまだよくは知らないのですが、殺害事件の後にはUPI通信の記者になったそうです。
ということは作家や詩人ほどでなくても文章くらいは書けると思うのだけれど、デヴィッドに課題の作文を書かせて自分はのうのうと遊んでいる(しかも自分以外の男と)のが彼を逆上させたのでしょうね。
ルシアンは作文くらいの文才はあっても、作家になるほどの文学的才能はなかったようです。
ギンズバーグやバロウズ、ケルアックの才能を認め作品に感動はしても、自分にそんな才能がないことは自分で認識していたのでしょう。
ルシアンは彼らの間を蝶のように渡り歩き翻弄するだけなのだけど、それが後に作家達の作品にインスパイアしていた、創作の原動力になっていたことは間違いないですね。
しかしながら、一流の作家とか詩人って傲慢だよねー。まぁ、そういう人間だからこそ抜きん出た作品が生みだせるんだろうけど。



デヴィッドやギンズバーグを散々利用して自分の「守護天使だ」とルシアンは言っているけれど、彼自身が実は作家たちの守護天使だったのですね、結果的に。
ラスト近くにギンズバーグが「オン・ザ・ロード」でディーン・モリアーティに裏切られるサル・パラダイスの立ち位置と似ていて切ない。
母親の助言に従って一度ルシアンを切ったアレンは正しい!
ラドクリフくん....子役俳優で終わらなければいいのだけれど、この先。
ハリポタの頃からずいぶん成長したおヒゲが濃いラドクリフくん、がんばれーっ!!




にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村                  



人気ブログランキングへ

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...