My Cinema Talk World: 「 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 」ー 年老いた父親と孝行息子が織りなす極上のロードムービー ー

2014/08/10

「 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 」ー 年老いた父親と孝行息子が織りなす極上のロードムービー ー


ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」もDVD化され、例によって大好きなTSUTAYAにてレンタルし、一気見しました。
監督はロードムービーを撮らせたら5本の指に入る監督と言われているかもしれない…ミスター・ロードムービー「サイドウェイ Sideways (2004) 」のアレクサンダー・ペインさん、そしてまさかのモノクロ(あらかじめ知ってましたが^^;)です。
若干長尺の115分です。

ストーリー
100万ドルが当たったという通知を受け取ったウディ(ブルース・ダーン)。それはどう見てもインチキだったが、徒歩でもモンタナからネブラスカまで金を受け取ろうとするウディに息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)が付き添うことに。こうして始まった父と息子の4州をまたぐ車での旅。途中、立ち寄った父の故郷で、デイビッドは父の意外な過去を知ることになる。
YAHOO映画より)

キャスト
    ブルース・ダーン - ウディ・グラント
    ウィル・フォーテ - デヴィッド・グラント
    ジューン・スキッブ - ケイト・グラント
    ステイシー・キーチ - エド・ピグラム
    ボブ・オデンカーク - ロス・グラント
    マリー・ルイーズ・ウィルソン(英語版) - マーサ伯母さん
    ミッシー・ドーティ - ノエル
    アンジェラ・マキューアン - ペグ・ナギー
    ランス・ハワード - レイおじさん
    デヴィン・ラトレイ - コール

スタッフ
監督      アレクサンダー・ペイン
脚本      ボブ・ネルソン
製作      アルバート・バーガー ロン・イェルザ
製作総指揮     ダグ・マンコフ、ジョージ・パーラ、ジュリー・M・トンプソン
音楽      マーク・オートン
撮影      フェドン・パパマイケル
編集      ケヴィン・テント
製作会社     フィルムネーション・エンターテインメント
配給     パラマウント・ヴァンテージ(アメリカ合衆国)ロングライド(日本)
公開     2013年5月23日(フランス CIFF) 2013年11月15日(アメリカ合衆国)
2014年2月28日(日本)
原題 Nebraska


2014年アカデミー賞ノミネート作品中で一番地味な作品だった本作、出演者は老人が多くキャスティングもリアリティ&クオリティ重視の素晴らさ。
デヴィッド(ウィル・フォーテ)も地味だし、出て行った元カノ役の女性なんてどうみても女優さんには見えないデブった普通の人。(もしかしてデヴィッドはデブ専?)
たくさんご老人たちが出てくるのですが皆リアル、中でもおばあちゃん役(ジューン・スキッブ)が何かのキャラクターみたい、あわやかぶり物かと思ってしまいそうなほどプックリした丸顔で可愛らしいのです。大福系美人とでもよぶべきか...。(ご、ごめんなさい!)

( https://www.tumblr.com/ より)

次男であるデヴィッドは半分ボケが入った父親ウディ(ブルース・ダーン、デヴィッド・リンチ作品でおなじみのローラ・ダーンの父親)の言葉がどう考えても騙されているだけなのだと知りながら母親の反対を押し切り、目指すネブラスカまで長距離の旅に付き合うことにする。「なぜ、なんだろう…実の親だから?それにしても寛大すぎる」と考えてしまいます。



老人2人の演技もさることながら、ウィル・フォーテの目の演技がスゴい。年老いた父親に向ける、その時々の諦めと悲しみが入り交じったような目...困ったような表情。
そして何か訴えかけてくるようなシーンと道中の景色で胸が熱くなりました。特別なセリフを語らなくても”子供が成長して成人し、老人になって…そういう”人間のサイクル(一生)”が見えてくるんですね。旅が始まったばかりの時の嬉しそうに空を見上げるおじいちゃんのあどけない子供のような表情、脚を引きずるように歩く必死な姿にすっかり魅せられて泣けてしまいました。
やがて旅をするうちに息子はさまざまな人たちから若い頃の父親の話をはじめて訊き、彼の中で何かが変化していきます...最後までは語れませんがとにかく沁みる。
おばあちゃんがハイエナのようにおじいちゃんの賞金目当てに群がる親戚たちに向かって啖呵(たんか)をきるシーンがスッキリします。夏目雅子さんの「なめたらあかんぜよ!」以来の素晴らしい啖呵でした。(古いっ^^;;;)
すこしお下品で口うるさいけどやっぱりおじいちゃんはこの女性(ひと)といっしょになってよかったんだなって感じました。
始めは「なぜモノクロ?」って思いましたが、やっぱこれでいいんだ、うん。
ラストはとても微笑ましくてジーンとなって、とにかく幸せな気分に浸ることができました♪




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