2017/04/22

ザ・ギフト(The Gift) − 全ての原因はお前だったのか?!


以前、テレビの映画紹介コーナーで「王様のブランチ」です!...紹介されていてとても気になっていた作品です。
DVD化されて、とうとう見ることができました。


テレビで紹介されていた感じだと、ストーカー絡みの話かなと予想はしていましたが、ある意味予想外の方向に進んでいきました。

ストーリー
サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)は、引っ越してきたばかりの土地で幸せいっぱいな日々を送っていた。
悩みといえば、子供ができないことくらいだった。
そんな彼らの前に、サイモンの高校の同級生ゴード(ジョエル・エドガートン)が現れる。
食事に誘い別れた矢先、ゴードから1本のワインをプレゼントされる。
それをきっかけに家を訪ねては贈り物をし続けるゴード。
サイモンは実は高校時代ゴードは変わり者で、あまり関わりたくないことをロビンに打ち明ける。
ゴードの行動が次第にエスカレートしていき、二人が違和感を抱くようになるり、周囲で異変が生じ始める。

キャスト
サイモン - ジェイソン・ベイトマン
ロビン - レベッカ・ホール
ゴード - ジョエル・エドガートン
ルーシー - アリソン・トルマン
ケヴィン・“KK”・ケラー - ティム・グリフィン
ダフィー - ビジー・フィリップス
ロン - アダム・ラザール=ホワイト
ウォーカー刑事 - ボー・ナップ
ミルズ刑事 - ウェンデル・ピアース

スタッフ・作品情報
監督: ジョエル・エドガートン
脚本: ジョエル・エドガートン
製作: ジェイソン・ブラム
レベッカ・イェルダム
ジョエル・エドガートン
撮影: エドゥアルド・グラウ
編集: ルーク・ドゥーラン
公開:
201587日(アメリカ)
20161028日(日本)
原題 The Gift

幸せな夫婦に忍び寄る不気味な影

2017/04/16

ディスタービア(Disturbia) − ある意味期待を裏切らない作品


凝った内容でもなく、肩の力を抜きながら見られる映画です。
ただ私の場合、後半はハラハラドキドキが続き、心臓バクバクでした。
若いシャイア・ラブーフが見られます。
「マトリックス」のキャリー=アン・モスが母親役で出ています。

昨今のシャイア。

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ストーリー
ケイル(シャイア・ラブーフ)は、突然の交通事故で彼の目の前で父親を亡くしていた。
ショックから立ち直れない状態が続き自暴自棄になっていた、ある日学校でスペイン語の教師を殴ってしまう。
罪を問われた彼は、3ヶ月間の自宅監禁処分を裁判所から言い渡される。
足首に監視システムを付けられ、自室から出ることができなくなったケイル。
母親(キャリー=アン・モス)から、テレビのコードも切断されゲームもできない。
暇を持て余して、双眼鏡で近隣住民への覗きを始める。
隣に越してきたばかりの謎めいた美人アシュリー(サラ・ローマー)とも親しくなる。

親友のロニー(アーロン・ヨー)を誘って隣近所の覗きに没頭しながら、テレビのニュースで放映していたシリアルキラーが裏手に住んでいるターナー(デヴィッド・モース)ではないかという疑いを持ち始める。

隣に越してきたアシュリーも覗き仲間に...

2017/04/09

マンチェスター・バイ・ザ・シー − 2016 / 淡々とした映像からにじみ出るそれぞれの機微


5月に控えた「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、近隣の劇場での上映はいつになるかわからないと判断して、北米版のDVDで一足先に見ることにしました。

ストーリー
ボストンで配管工やゴミ収集などの何でも屋をしながら暮らすリー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)。
黙々と仕事をこなす毎日、彼は他人(ひと)とのコミュニケーションに問題があった。
ある日、彼の故郷の友だちジョージ(C.J. ウィルソン)からリーの兄ジョー(カイル・チャンドラー)が倒れたとの電話を受ける。
彼がマンチェスター・バイ・ザ・シーに到着した時はすでに亡くなっていた。
久しぶりにジョーの息子パトリック(ルーカス・ヘッジズ)に再会するリー。
葬儀などの支度をするため、しばらくマンチェスターにとどまる間、久々に共に時間を過ごしながら気持ちがかみ合わずたびたび衝突を繰り返す2人だった。

キャスト
ケイシー・アフレック - リー・チャンドラー
ミシェル・ウィリアムズ - ランディ
カイル・チャンドラー - ジョー・チャンドラー
ルーカス・ヘッジズ - パトリック
C.J. ウィルソン - ジョージ

スタッフ・作品情報
監督:     ケネス・ロナーガン
脚本:     ケネス・ロナーガン
製作:     キンバリー・スチュワード
ローレン・ベック
クリス・ムーア
マット・デイモン
ケヴィン・J・ウォルシュ
音楽:     レスリー・バーバー
撮影:     ジョディ・リー・ライプス
編集:     ジェニファー・レイム
製作会社:     Bストーリー
Kピリオド・メディア
パール・ストリート・フィルムズ
CMP
配給:     アマゾン・スタジオズ
ビターズ・エンド/パルコ(日本)
公開:     2016年11月18日(アメリカ)
      2017年5月13日(日本)
公式サイト:     http://www.manchesterbythesea.jp/

ケイシー・アフレック、ルーカス・ヘッジズともに最高の演技をみせてくれます

2017/04/02

64(ロクヨン)− 2016 / 昭和に取り残された人々の顛末


昨日、WOWOWで前後編が一挙放映されていたので、かなり期待しながら見ました。

キャスト・スタッフ

佐藤浩市 - 三上義信
綾野剛 - 諏訪
榮倉奈々 - 美雲
夏川結衣 - 三上美那子
瑛太 - 秋川
窪田正孝 - 日吉浩一郎

原作 - 横山秀夫『64(ロクヨン)』
監督 - 瀬々敬久
脚本 - 久松真一、瀬々敬久

2017/03/25

お嬢さん / 아가씨 (アガシ)− 2016


『お嬢さん』は、パク・チャヌクの14作目(オムニバス、短編も含め)にして、『イノセント・ガーデン Stoker (2013)』から3年ぶりの作品になります。
昨年末からネットの記事を拾っては耳をすませ、待ちに待っていましたが例によって数少ない劇場でしか公開されず。
またもや、DVD(北米版)を取り寄せるという強行(!)手段に踏み切ったわけであります。
韓国語と日本語が半々(韓国語が若干多いかも)で、韓国語の部分は英語字幕で観賞しました。

ストーリー
日本統治下の朝鮮半島。
ある男がときの政府に取り入り金儲け、それに飽き足らず日本人として生まれ変わること(帰化)を強く望んでいた。
男はその願いを強行するために、日本の華族の令嬢と結婚し、日本姓「上月」を名乗っていた。
やがて上月(チョ・ジヌン)の妻は亡くなり、その姪である秀子(キム・ミニ)が遺産を相続することになった。
遺産を横取りしようと現れたのが、“藤原伯爵”を名乗る朝鮮人のペテン師(ハ・ジョンウ)だった。
その計画とは、伯爵が秀子に絵画を教える名目で上月の屋敷に潜り込む−−−
前もってペテン師が出入りする詐欺集団の巣窟に生まれ育った女の子 スッキ(キム・テリ)を秀子付きの女中として雇わせておいた。
スッキは珠子という日本名をもらい秀子お嬢さまの身の回りの世話をしながら、藤原伯爵に心がなびくように仕向けていく役割だった。
藤原伯爵の計画では、上月の留守中にうまく秀子を連れ出して駆け落ち、結婚した後精神病院に閉じ込め置き去りにして逃げるというものだった。
企みが成功したあかつきには、藤原が儲けた分け前とお嬢さんの金品を持って鄙びた故郷から逃げ出そうとするスッキだった...

キャスト
    キム・ミニ:秀子お嬢様
    キム・テリ:スッキ、珠子
    ハ・ジョンウ:藤原伯爵(詐欺師)
    チョ・ジヌン:上月
    キム・ヘスク:佐々木夫人
    ムン・ソリ:秀子の叔母

スタッフ
監督:     パク・チャヌク
脚本:
パク・チャヌク、チャン・ソギョン
原作:     サラ・ウォーターズ『荊の城』
製作:     パク・チャヌク、シド・リム
製作総指揮:     マイキー・リー
音楽:     チョ・ヨンウク
撮影:     チョン・チョンフン
編集:     キム・ジェボ、キム・サンボム
製作会社:     モホ映画、ヨン映画
配給:     CJ E&M フィルム・ディビジョン
公開:     2016年5月14日(カンヌ)
2016年6月1日(韓国)
上映時間     145分
製作国:     韓国
言語:     朝鮮語、日本語
原題:    아가씨 (アガシ)
英題 :   The Handmaiden

2017/03/17

LA・LA・LAND(ラ・ラ・ランド) − 2016


子どもの受験が一段落したので、ようやく見て参りました『ラ・ラ・ランド』。
手放しで大絶賛されているものと思いきや、賛否両論ですね。
今回も、菊地某さんが
「『ラ・ラ・ランド』ごときで喜んでいるヤツは、恋愛飢餓かミュージカル映画について無知だ」
とおっしゃっておりました。
こうなったら、とことんデイミアン・チャゼルを敵に回したいのか。(笑)
かく言うわたくしも『セッション』につきましては、期待したほどではなかったということで感想を綴るのは差し控えました。(これからもう一度見直して書く予定はあります)
ただ、あの時は菊地さんの批評といいますか、こきおろし方がいただけないなというやるせなさは残りましたね。

キャスト
セバスチャン(セブ) - ライアン・ゴズリング
ミア - エマ・ストーン
キース - ジョン・レジェンド
セバスチャンの姉 - ローズマリー・デウィット
グレッグ - フィン・ウィットロック

スタッフ
監督:     デミアン・チャゼル
脚本:     デミアン・チャゼル
製作:     フレッド・バーガー
ジョーダン・ホロウィッツ
ゲイリー・ギルバート
マーク・プラット
音楽:     ジャスティン・ハーウィッツ
撮影:     リヌス・サンドグレン
編集:     トム・クロス
公開:     2016年8月31日(ヴェネツィア国際映画祭)
2016年12月9日(アメリカ合衆国)
2017年2月24日(日本)
原題:     La La Land



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2017/02/28

American Honey / アメリカン・ハニー(原題) - 2016




『ラ・ラ・ランド』の前売り券を買っておきながら、まだ見ていない。
時間がないわけではないけれど、来週は息子の受験日もあって、心に余裕がない。
劇場に行っても楽しめない気がしている。
とはいいつつも、自宅では旧作を見たり、取り寄せた海外版DVDを観賞したりはしている。
昨年からネットで知って惹かれる1本があり、少し前にDVD(北米版)で観賞。
ひさびさに琴線にふれる作品、期待通りだった。

映画『American Honey』に流れるカントリーミュージック『アメリカン・ハニー(2010)/ レディ・アンテベラム』を聴いてしんみりしながら、“旧きよきアメリカ”とはいつのことをいうのだろうとふと考えてしまう。
私が考える“旧きよきアメリカ”とは、自分が小さい頃にテレビで放映される映画で見ていた時代のこと...経済的に豊かで映画・音楽文化が発展していた頃のアメリカだ。
本作は『アメリカン・ハニー』の歌詞に出てくるようなすくすくと育った奔放な女の子が大人になっていく数ヶ月を描いている。
ノリのいいヒップホップ、そして対をなす心に染みわたるカントリーミュージックを配して作品にメリハリをつけている。

ストーリー
18歳のスター(サシャ・レーン)は、父親違いの妹弟の面倒を見ながらその日を暮らしていた。
飲んだくれの継父は、いやらしくスターの体をさわりまくる。イヤなことを耐え忍ぶ悲惨な日々。
そんなある日、Kマートで奇妙な集団に出会う。
バンに乗りこみ、家々を回って雑誌を売りながら旅をして暮らす若者たちだった。
ミジメな生活から逃げ出す一心で仲間に加わることにするスター。
若者たちの中に、偉才をはなつ青年ジェイク(シャイア・ラブーフ)がいた。
ジェイクや若者たちの仕事ぶりに常に目を光らせるボスは、クリスタル(ライリー・キーオ)だ。
ジェイクにマガジン・セールスの手ほどきを受けるうち、ほどなく二人は愛し合うようになる。

みずみずしい映像はカメラワークの賜物


キャスト
スター − サシャ・レーン
ジェイク - シャイア・ラブーフ
ペーガン - アリエル・ホルムズ
クリスタル - ライリー・キーオ
コリー - マッコール・ロンバルディ

スタッフ
監督・脚本:アンドレア・アーノルド
撮影:ルビー・ライアン
公開:2016年5月15日(カンヌ映画祭) 2016年9月30日(アメリカ)
製作国:イギリス
原題:American Honey

ジェイクはクリスタルの腰巾着的な存在?!

2017/02/03

シング・ストリート 未来へのうた



とにかく、とにかく(しつこい^^; )泣かせる映画です。
“泣かせる”とひと言で言っても、さまざまありますが、『シング・ストリート』に出てくる登場人物は、あの時代の私であり、80年代に青春まっただ中だった人たち!
もう、悶絶します。
面白かった!
80年代に青春を過ごした世代にはたまりません。
思い当たるフシがありすぎて死ぬかと思いました。
こんな映画でデートしたい!
(映像ディレクター 大根仁)
TSUTAYA CLUB magazineより

岡村ちゃん(岡村靖幸)も、“キュンキュンする青春がたまりません。”
なんていってましたが、まったく同じでございます。


初ビデオ撮影。完全にニューロマンティック路線

主人公コナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が兄弟や両親とリビングに集って当時の音楽番組を見ながらワイワイやるシーン。
MTVやベストヒットUSAの時間になるとテレビの前に陣取って食い入るように見ていた頃を思い出してしまう。
まだ、MVなどが世の中に広まったばかりの時代―――バンドがヒラヒラの衣装でメイクをしてパフォーマンスしていた、あの時代。
まさにデュラン・デュランやスパンダー・バレエ、ヒューマン・リーグ、ABC…ニューロマンティックとかつて呼ばれていたバンドが大活躍していました。
今の時代に、あのMVを見ると「うわっ!何このダサいの!! 」なんて言われるかもしれないけれど、当時見ていた私たちは、「ジョン・テイラー、最高だわぁ~」なんて胸ときめかせてました。
ヘアスタイルなんかも髪の上の方を盛り上げて、真似したりしてましたよ…恥ずかしいけど^^;
ブリティッシュに夢中になってる途中で’84年プリンスに出会って、彼の音楽中心になっていったんですけどね。

映画の話からすっかりそれてしまいました。『シング・ストリート』に話は戻って。
ストーリーよし、音楽よし、特に演出が冴えてると思います。
音楽の使い方が素晴らしいんですよね。
リチャード・リンクレイターなんかも音楽の入れ方が上手な監督さんなんですが、カーニー監督はそれを越えるかも。

驚いたのがシング・ストリート名義の楽曲のプロデュースは、あの『Mary’s Prayer』で知られる(以前記事にしました)ダニー・ウィルソンのメンバー、ゲイリー・クラークだそうなんです!
うわぁ、曲の雰囲気とか歌詞でキュンっとなりましたが「なるほどぉ~」って感じです。
できれば、ラストも彼の楽曲にして欲しかった…。

エコバニのイアン・マッカロクっぽくなってるコナーくん! 音楽もネオアコっぽい路線へ


ストーリー
ケンカが絶えない不仲な両親の間で、それぞれの悩みを抱えながら生活しているコナーとその兄弟たち。
兄のブレンダン(ジャック・レイナー)は、大学を中退し、夢をかなえるためにドイツに渡りたかったところを親に引き止められて引きこもり生活に。
姉のアン(ケリー・ソーントン)は、大学で建築を学んでいるが本意ではないらしい。
父(エイダン・ギレン)は職がなく、母親(マリア・ドイル・ケネディ)は週三日の仕事に出ている。
このギリギリの状態で生活費を切り詰めるために、コナーを学費のかからないカトリックの学校 シング・ストリート高校に通わせることになる。
学校はいかにも育ちの悪い生徒ばかりの上、校長は決められた色の靴を履いてこないコナーを裸足にさせたりのスパルタ式。
不幸な毎日を送るコナーは、モデルをしているという謎めいた女の子 ラフィーナ(ルーシー・ボイントン)と出会う。
バンドをしている自分たちのMV(ミュージックビデオ)に出ないか?と誘いをかけるコナー。
….もちろん、バンド活動などしたこともないというのに。
出演OKの返事をもらったコナーはメンバーを集めバンドを結成する。