My Cinema Talk World: ナイル殺人事件 ― まんまと犯人を忘れましたぁ

2017/07/25

ナイル殺人事件 ― まんまと犯人を忘れましたぁ


子供の頃、劇場で見て以来の『ナイル殺人事件』をひっさびさに見てみました。
当時は、映画のCMで流れる
♪〜ミステリーナイィール〜♪
を聴いて映画の一場面を見て、まだ見ぬ映画本編とエジプトに想いを馳せ、劇場に行くまでいても立っても入られませんでした、懐かしい!
久々にDVDで見始めて、ふと気付きました ―― 犯人が誰だったのかまんまと忘れてしまったのです。

ストーリー
巨額の遺産相続人になったアメリカ生まれのリネット(ロイス・チャイルズ)は親友ジャクリーン(ミア・ファロー)から婚約者サイモン(サイモン・マッコーキンデール)が失業したから助けてほしいと相談される。
リネットはサイモンに会い、なぜか彼女はサイモンとの電撃結婚を発表する。
その後夫妻は、エジプトに新婚旅行に出るが、行く先々にジャクリーンが姿を現すのだった。

キャスト
エルキュール・ポアロ - ピーター・ユスティノフ
リネット・リッジウェイ・ドイル - ロイス・チャイルズ
サイモン・ドイル - サイモン・マッコーキンデール
ジャクリーン・ド・ベルフォール - ミア・ファロー
ルイーズ・ブルジェ - ジェーン・バーキン
アンドリュー・ペニントン - ジョージ・ケネディ
マリー・ヴァン・スカイラー - ベティ・デイヴィス
バウァーズ - マギー・スミス
サロメ・オッタボーン - アンジェラ・ランズベリー
ロザリー・オッタボーン - オリヴィア・ハッセー
ジョニー・レイス大佐 - デヴィッド・ニーヴン
ジェームズ・ファーガスン - ジョン・フィンチ
ベスナー医師 - ジャック・ウォーデン
ロックフォード - サム・ワナメイカー

スタッフ・作品情報
監督:    ジョン・ギラーミン
脚本:    アンソニー・シェーファー
原作:    アガサ・クリスティ
『ナイルに死す』
製作:    ジョン・ブラボーン
リチャード・グッドウィン
音楽:    ニーノ・ロータ
撮影:    ジャック・カーディフ
編集:    マルコム・クック
製作会社:    EMI Films
Mersham Productions
公開:    1978年9月29日(アメリカ)
     1978年12月9日(日本)
原題:    Death on the Nile

絢爛豪華! 楽しい旅の始まりです

さすがに、サイモンさんが脚を撃たれ悶え苦しむシーンで一気に記憶は蘇りました。
その瞬間で、全ての真相も思い出しました。
豪華絢爛なセットとエジプトの観光地の風景は、今でも目を楽しませてくれます。
登場人物が多くて、演じる俳優も超一流ばかり ―― エジプトロケとギャラで、制作費が大変だっただろうなぁ、下世話なことですが。
子供の頃、「なんだか似たような俳優さんばかりだな」って思ったのも、あながち間違っていませんでした。
結構、キャラが被ってるんですよ。

ミア・ファロージェーン・バーキンのポワァ〜としたキャラ。どちらも若干おつむのネジが緩んでそう。

親友にまんまと婚約者を奪われてしまう可愛いそうなジャクリーン

リネットによい扱いを受けてなかったメイドのルイーズ

ベティ・デイヴィスアンジェラ・ランズベリーの目がデカくて落っこちそうなおばあちゃんキャラ。
(アンジェラ・ランズベリーは立ち居振る舞いが、シンディ・ローパーっぽい!)

作家のサロメ役のアンジェラ・ランズベリー

富豪の老人スカイラー役のベティ・デイヴィス

出てくる人が多いので、この4人がごちゃごちゃになっちゃうのは何十年立っても変わりませんでした。
マギー・スミスって、厄介な付き添い役が似合います。
色々世話を焼いて口を出すけれど、かえって面倒臭い人(「眺めのいい部屋(1986)」でも何かと邪魔臭い世話焼きの付き添い役でした)。
ストーリー自体は、「火サス」の豪華版みたいな気がしますね。
子供の時分は、もっとワクワク感があったけれど ―― 大人になるとこうなるんでしょうかね...日本のテレビドラマも進化したのかもしれないし。
船の中で人がどんどん殺されていく、死体を置いておく場所が大変だろうなぁ...暑いさなかだしね。
いつかは私も、「エジプト旅行するぞ!」という当時の夢も叶わないまま今に至っています...とほほ

ところで、先に述べたエンディングに流れたサンディー・オニールの「ミステリーナイル」は、日本独自のイメージソングだったそうです。
曲にまんまと釣られる人が多かったようで、私もその中の一人だったわけです。
当時、そういう宣伝戦略多かったですよね。
ダイアン・レイン主演の『リトル・ロマンス(1979)』の「サンセット・キス」然り ―― この映画もメロディアスな曲のサビとベネチアのロマンチックなシーンに騙されて(?!)劇場に出向きましたもん!
あ、でも映画はなかなかよかったですよ。
あれ? 両方とも配給が東宝東和ですね。
もしかして『ラ・ブーム(1982)』の「愛のファンタジー(リチャード・サンダーソン)」もそうかなと思ったら、こちらは全世界に通じるテーマ曲でした。

1970年後期〜1980年前期は、音楽とタイアップして宣伝する手法がよく使われていましたよね。
私が音楽につられて見た映画だと

人間の証明(1977)「人間の証明のテーマ」ジョー山中
白昼の死角(1979)「欲望の街」ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
復活の日(1980)    「You are love」ジャニス・イアン
汚れた英雄(1982)「汚れた英雄」    ローズマリー・バトラー
里見八犬伝(1982)「里見八犬伝」 ジョン・オバニオン


あたりがそうですね。
もっと小さい頃だと『ベンジー』という犬が主人公の映画も宣伝につられて見にいきました。
(主題歌「I Feel Love」チャーリー・リッチ)

いやぁ、テーマ曲って作品にインパクトというか、見ないうちから勝手な先入観を抱かせますよね〜。
最近、再び日本独自のイメージソングで客を引く戦略が再燃してきてますしね!

予告編です。フィルム映画のレトロないい雰囲気!

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